バックナンバー

  • 2017/08/15 (Tue) 10:03
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2017年8月・増刊号】
  • 2017/08/01 (Tue) 09:44
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2017年8月号】
  • 2017/07/15 (Sat) 10:49
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2017年7月・増刊号】
  • 2017/07/01 (Sat) 10:45
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2017年7月号】
  • 2017/06/17 (Sat) 12:21
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2017年6月・増刊号】
  • 2017/06/04 (Sun) 11:41
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2017年6月号】
  • 2017/05/14 (Sun) 15:07
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2017年5月・増刊号】
  • 2017/05/01 (Mon) 10:14
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2017年5月号】
  • 2017/04/19 (Wed) 10:34
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2017年4月号・増刊号】
  • 2017/04/02 (Sun) 10:03
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2017年4月号】
  • 2017/03/19 (Sun) 13:39
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2017年3月・増刊号】
  • 2017/03/05 (Sun) 10:02
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2017年3月号】
  • 2017/02/05 (Sun) 10:42
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2017年2月号】
  • 2017/01/17 (Tue) 14:09
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2017年1月・増刊号】
  • 2017/01/08 (Sun) 12:56
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2017年1月号】
  • 2016/12/01 (Thu) 10:50
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2016年12月号】
  • 2016/11/01 (Tue) 10:23
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2016年11月号】
  • 2016/10/19 (Wed) 13:09
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2016年10月・増刊号】
  • 2016/10/02 (Sun) 10:09
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2016年10月号】
  • 2016/09/04 (Sun) 11:17
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2016年9月号】
  • 2016/08/16 (Tue) 15:16
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2016年8月・増刊号】
  • 2016/08/01 (Mon) 11:10
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2016年8月号】
  • 2016/07/03 (Sun) 09:01
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2016年7月号】
  • 2016/06/05 (Sun) 14:11
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2016年6月号】
  • 2016/05/08 (Sun) 10:51
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2016年5月号】
  • 2016/04/11 (Mon) 12:55
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2016年4月号】
  • 2016/03/01 (Tue) 10:00
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2016年3月号】
  • 2016/02/01 (Mon) 10:12
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2016年2月号】
  • 2016/01/11 (Mon) 13:19
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2016年1月号】
  • 2015/12/01 (Tue) 13:22
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2015年12月号】
  • 2015/11/09 (Mon) 12:12
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2015年11月号】
  • 2015/10/05 (Mon) 13:38
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2015年10月号】
  • 2015/09/07 (Mon) 13:25
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2015年9月号】
  • 2015/08/17 (Mon) 13:07
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2015年8月号】
  • 2015/07/01 (Wed) 10:20
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2015年7月号】
  • 2015/06/01 (Mon) 10:30
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2015年6月号】
  • 2015/05/11 (Mon) 12:26
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2015年5月号】
  • 2015/04/06 (Mon) 14:15
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2015年4月号】
  • 2015/03/02 (Mon) 14:04
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2015年3月号】
  • 2015/02/02 (Mon) 13:09
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2015年2月号】
  • 2015/01/05 (Mon) 14:59
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2015年1月号】
  • 2014/12/01 (Mon) 12:49
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2014年12月号】
  • 2014/11/03 (Mon) 11:37
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2014年11月号】
  • 2014/10/05 (Sun) 11:23
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2014年10月号】
  • 2014/09/01 (Mon) 13:27
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2014年9月号】
  • 2014/08/03 (Sun) 13:25
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2014年8月号】
  • 2014/07/01 (Tue) 10:24
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2014年7月号】
  • 2014/06/01 (Sun) 14:25
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2014年6月号】
  • 2014/05/01 (Thu) 11:43
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2014年5月号】
  • 2014/04/01 (Tue) 13:04
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2014年4月号】
  • 2014/03/02 (Sun) 13:25
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2014年3月号】
  • 2014/02/02 (Sun) 14:54
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2014年2月号】
  • 2014/01/07 (Tue) 13:31
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2014年1月号】
  • 2013/12/01 (Sun) 14:22
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2013年12月号】
  • 2013/11/05 (Tue) 16:07
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2013年11月号】
  • 2013/10/01 (Tue) 14:38
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2013年10月号】
  • 2013/09/01 (Sun) 14:00
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2013年9月号】
  • 2013/08/03 (Sat) 13:26
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2013年8月号】
  • 2013/07/01 (Mon) 14:40
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2013年7月号】
  • 2013/06/02 (Sun) 13:19
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2013年6月号】
  • 2013/05/05 (Sun) 14:39
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2013年5月号】
  • 2013/04/01 (Mon) 12:06
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2013年4月号】
  • 2013/03/03 (Sun) 12:03
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2013年3月号】
  • 2013/02/03 (Sun) 12:23
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2013年2月号】
  • 2013/01/06 (Sun) 12:47
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2013年1月号】
  • 2012/03/04 (Sun) 16:28
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2012年3月号】
  • 2012/02/12 (Sun) 12:59
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2012年2月号】
  • 2012/01/09 (Mon) 15:16
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2012年1月号】
  • 2011/10/23 (Sun) 13:03
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2011年10月号】
  • 2011/09/28 (Wed) 16:10
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2011年9月号】
  • 2011/08/29 (Mon) 14:47
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2011年8月号】
  • 2011/07/10 (Sun) 14:50
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2011年7月号】
  • 2011/06/13 (Mon) 13:52
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2011年6月号】
  • 2011/05/29 (Sun) 14:52
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2011年5月号】
  • 2011/04/26 (Tue) 20:33
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2011年4月号】
  • 2011/03/07 (Mon) 20:10
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2011年3月号】
  • 2011/02/07 (Mon) 21:20
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2011年2月号】
  • 2011/01/16 (Sun) 13:33
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2011年1月号】
  • 2010/12/13 (Mon) 18:42
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2010年12月号】
  • 2010/11/08 (Mon) 16:00
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2010年11月号】
  • 2010/10/11 (Mon) 17:17
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2010年10月号】
  • 2010/09/13 (Mon) 13:45
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2010年9月号】
  • 2010/08/16 (Mon) 18:25
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2010年8月号】
  • 2010/07/11 (Sun) 15:21
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2010年7月号】
  • 2010/06/06 (Sun) 15:35
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2010年6月号】
  • 2010/05/17 (Mon) 15:50
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2010年5月号】
  • 2010/04/20 (Tue) 17:14
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2010年4月号】
  • 2010/03/28 (Sun) 17:45
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2010年3月臨時増刊号】
  • 2010/03/07 (Sun) 18:30
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2010年3月号】
  • 2010/02/17 (Wed) 16:40
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2010年2月号】
  • 2010/01/18 (Mon) 17:14
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2010年1月号】
  • 2009/12/08 (Tue) 16:49
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2009年12月号】
  • 2009/11/09 (Mon) 17:59
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2009年11月号】
  • 2009/10/13 (Tue) 17:43
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2009年10月号】
  • 2009/09/15 (Tue) 18:20
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2009年9月号】
  • 2009/08/08 (Sat) 19:18
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2009年8月号】
  • 2009/06/29 (Mon) 21:36
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2009年6月号】
  • 2009/06/17 (Wed) 03:08
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2009年6月臨時増刊号】
  • 2009/05/26 (Tue) 22:08
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2009年5月号】
  • 2009/03/25 (Wed) 08:16
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2009年3月号】
  • 2009/02/24 (Tue) 23:33
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2009年2月臨時増刊号】
  • 2009/02/09 (Mon) 21:26
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2009年2月号】
  • 2009/01/14 (Wed) 21:47
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2009年1月号】
  • 2008/12/23 (Tue) 01:48
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2008年クリスマス号】
  • 2008/12/03 (Wed) 22:29
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2008年12月号】
  • 2008/11/03 (Mon) 23:25
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2008年11月号】
  • 2008/10/19 (Sun) 09:17
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2008年10月号】
  • 2008/09/21 (Sun) 00:29
    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2008年9月号】

どんぐり倶楽部オンライン通信 【2016年6月号】

2016/06/05 (Sun) 14:11
☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆☆

   考える力・絶対学力を育てる
  =どんぐり倶楽部オンライン通信=
 どんぐり教育研究会発行 (カニ先生)
       2016/06/05号

☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆☆

このメルマガは、どんぐりオンラインメンバーに登録された皆さまへ配信しています。
配信不要の方は、タイトルを「配信不要」に書き換えて、そのまま返信してください。次号から配信を停止します。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆熊本県を震源とした大きな地震から、一か月以上たちました。

熊本在住の知人の話によると、まだまだ大きな揺れが頻繁におこり、そのたびにドキドキするそうです。

料理をしているときも、すぐガスを止められるよう緊張しながらキッチンに立つ。夜は玄関で寝ているなど、心身にストレスがかかる気がかりな状況が続いています。日本に住んでいる以上、地震はいつどこでおこるか分かりません。

今回の地震で、熊本のみなさんが最初に一番困ったのは水でした。

「備えあれば憂いなし」という言葉もあります。「家族の分の飲料水の確保」「断水にそなえて、トイレに大きなペットボトル入りの水を何本かおいておく」などは、地震の際の備えとして必要なことかもしれません。

◆去る5月14日(土曜日)福岡市の九州産業大学で開催された、講演会「喜多川泰氏講演会2016 in福岡」に参加する機会がありました。

喜多川先生は、優しさと挑戦する勇気を育てる学習塾「聡明舎」(中学生・高校生対象)の代表として、20年以上教育現場に立ち続けています。

2005年からは作家としても活動を開始し、次々に作品を発表。大人が学ぶ「親学塾」も全国で開催し、ライフワークとして「1冊の本との出会いで人生は変わる」というメッセージを多くの人に伝える活動を、精力的に行われています。

◆当日は、

「勉強するのが楽しいと思える人でないと、幸せにはなれない」

「災害のたびに、世界は日本の真の強さを発見し、驚く」(たとえば、3・11のときに帰宅できないサラリーマンが整然と並んで座っている東京都内の駅の写真などは、あっという間にネットで拡散し世界の人から称賛された)

「1枚の写真が、多くのことを物語ることがある」

「今の世の中は、何がよくて何が悪いのかという善悪二元論に偏りつつある。それはダメ、それはいいと考えすぎると、行動する勇気がもてなくなる」

「自分の長所は人を助けるためにある。短所はそれを使って人に助けてもらうためにある」

「自分の長所と短所に気付くには、様々な人に出会うしかない」

「自分が勉強するのは、大切な人を守るためであることを、子供たちに伝える。一つの知識があれば、それで大切な人を救えるかもしれない」など、大人にとっても非常に興味深い内容でした。

喜多川先生は、こういう内容を全部ご著書の中にかかれています。子育ての参考にされてみてください。

◆指導者養成講座(年長から6年生指導者まで)の受講生を募集しています。メールによるご質問や相談も常時受け付けていますので、いつでもご連絡くださいね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【今日のもくじ】

◇〔1〕『親として知っておきたいキャリアの話(その16)』

◇〔2〕「子どもが勉強好きになる子育てとは(その15)」

◇〔3〕どんぐり問題への取り組みをサポートする『学習の手引き』(年長さん~5年生)を販売中です。

◇〔4〕編集後記

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇〔1〕『親として知っておきたいキャリアの話(その16)』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先週6月2日(木)と、6月3日(金)に、「福岡教育大学附属福岡小学校・授業づくりセミナー2016・子供が輝く授業力アップのヒントが満載の2日間!なるほど!アクティブ・ラーニングのこたえがここにある!」に、参加してきました。

1日目は、6年生のクラスの「算数」の授業を見学。
2日目は、同じ6年生のクラスの「総合的な学習」の授業を見学させていただきました。

■算数の授業も「めあて」と「まとめ」がしっかり板書され、今回の授業で何がポイントなのかがお子さん自身で復習できるように工夫されています。

「今○○君が、それは“真逆(まぎゃく)”といいましたが、みんな真逆って意味分かりますか?」
「今の○○君の意見に、質問がある人いませんか?」
「今○○君がこう言いましたが、それは“等分”ということですね」
など、生徒の発言をしっかりひろって、言葉の理解力を高めていく先生の声かけは、大変参考になりました。

さらに、私が驚いたのは2日目の「総合的な学習」での生徒さんたちのノートの使い方です。

■6年生の「総合的な学習」では、「広げよう、世界遺産の魅力」というテーマで、複数回にわたって授業が組み立てられています。

今回の授業は、「修学旅行で行った京都・奈良の経験をふまえて、世界遺産の魅力についてみんなで話し合おう」というテーマで行われました。

授業が始まる前に先生が、「どうぞ生徒たちのノートをご覧ください」とすすめてくださり、生徒さんたちのノートを見る時間がありました。

私が驚いたのは、この“ノートの使い方”です。

生徒さんたちのノートは、A4ノートを見開き一杯使って、

「ページの上1/4スペースの左側半分に“見出し・テーマ”を書く」

「縦の線を2本引いて、ノートの下段スペースを“縦に3分割”する」

「一番左に“事実・調べたこと”を書く。真ん中に“解釈・気付き・考えたこと”を書く。一番右に、“行動(これからやっていきたいこと)・要約、浮かんだ疑問など”を書く」

「最後に、ページの上1/4スペース右側半分に“まとめ・3ポイント”を書く」

というスタイルで統一され、どの子も丁寧にイラストをまじえながら、工夫したノート作りが行われていました。

(実はこのノートの使い方は、“黄金の3分割”と呼ばれ、高い思考力が要求されるマッキンゼーなどの経営コンサルタントや、東大合格生の多くが積極的に取り入れている方法です)

■このノートを使いながら、今回の授業は次のように進んでいきました。

まず、はじめに「京都奈良の世界遺産には、どんな魅力があるか」についてグループで話し合い、その後様々な意見を一人一人が発表します。

(どれも日本風だ、中国との交流の遺物だ、長い歴史と伝統を知ることができる、人々の思いや願いを知ることができる…などが次々に発表されました)

出てきた意見を先生が板書し、「今出された意見の中で、何と何がつながるか考えてください」と、問いを発します。すると、驚くほど生徒さんたちから活発な意見交換がなされました。

次に先生が、福岡県では「福岡城、太宰府天満宮、八幡製鉄所、沖ノ島、三池西港、水源地ポンプ室」などいくつも例をだし、

「この中に3つ世界遺産があります。どれだと思いますか。グループで話し合ってください」と、問いを発しました。

■恥ずかしながら、私自身はもうこの時点で「水源地ポンプ室…なにそれ?」と思考停止になりかけていました。

しかし子供たちは、あれこれと活発に議論をかわし、ついにあるグループが、「福岡の世界遺産登録は、どれもが“明治日本の産業革命遺産”である」という見解にたどりつきました。

(次回に続く。次回は、ノートづくりの具体的な事例や写真をご紹介したいと思います。)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇〔2〕「子どもが勉強好きになる子育てとは(その15)」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先日ある教室の先生から、メールで次のようなご相談をいただきました。

「高学年の教室の生徒たちが、よく“めんどくさーい”と言います」

「どんぐり問題に取り組み始めるとすぐにおしゃべりをはじめるので、隣の子が集中できていないようです。どうすればいいのでしょうか?」

最近のお子さんは、私たち大人が思う以上に日常生活でも勉強でも、様々なことに対して「めんどくさーい」という事が多いようです。

何を言っても、いちいち「めんどくさーい」という返事が返って来るので、日本中に「どうしたらいいのか」と頭を抱えている親御さんや先生がたはたくさんおられるように感じます。

■まず、このようなご相談を伺って、私が最初に感じることは、 「就学前から、読み書き計算のドリルをたくさんやってきたお子さんは、どんぐり問題はめんどくさいといって嫌がる傾向がある」

「親御さんがよほど意識してお子さんと接しないと、どんぐり問題だけでなく日常生活においても遊びにおいても、自分で考えて行うことに対し苦手意識をもつお子さんが増えている傾向がある」ということです。

■今回、附属小学校の公開授業を見学させていただいた中でも、先生が、

「何か、え?と疑問に思ったことはありませんか?」と問いかけた時に、すぐに「○○について、疑問をもちました」と答える生徒さんグループと、「疑問なんて何もありません…」という顔で、じっと黙っている生徒さんグループにはっきり分かれていました。

一方では、先生に何をきかれても、一回も手をあげることができないお子さんもいらっしゃいました。

同じ附属小学校の同じクラスの中でも、「自分で考える力」「オリジナルの問いをたてる力」には、生徒さん一人一人に開きがあるように感じられてなりません。

■2020年に予定されている大学入試改革をきっかけとして、教育は今変わろうとしています。

グローバルに事業を展開してきた酒井穣先生(株式会社BOLBOP代表)は、その著書「ビジネスパーソンの父が子どもたちに伝えたい21世紀の生き方」(ディスカバー)の中で、次のようなフィンランドの高校卒業認定試験の内容を取り上げ、「本物の学力とは何か」を論じておられます。

フィンランドでは、高校卒業認定試験として、「工業化の進展に伴って、子供とその生活環境がどのように変化していったかについて論ぜよ」(歴史と公民)

「スカンジナビア半島が永久凍土でおおわれている事実について説明せよ」(地理)などの問題が出題されます。

■これは相対的な競争ではなく、子供の絶対的な学力を評価するための試験です。これに合格できなければ高校を卒業できませんが、この試験の結果が一定水準であれば誰でも大学に入学することができるそうです。

酒井先生は、このレベルの学力は日本の一般的な学校教育では身に付かないのではないか、ということを危惧しておられます。

■また、酒井先生は同時に同じ本の中で、

「西暦○○年にどこで何が起こったか、たくさん暗記している子供を育成する時代は終わった」

「今後は、そもそも鎌倉幕府とはなんであり、なぜ必要とされたのか。鎌倉幕府は、どう発展し、どう衰退し、崩壊したのか。そこから現代の日本の政治はどのような影響を受けているのか」

「そういったことに興味を持ち続け、日々つみあがっていく研究成果を追いかけることができる子供を育てなければならない」

「これができなければ、きびしい時代の波に翻弄されるばかりの子供を生み出してしまう」と主張されています。私もこれらは非常に重要な視点であると思います。

■どんぐり問題の取り組みは、

「1文ずつイメージしてできるだけまわりみちをしながら、子供の頭が動き出すのを待つ。楽しく、心のゆとりをもって取り組む」

「答えはおまけ」ということを、親御さんがしっかり理解することが大事です。

■「ゆっくりイメージし、自分のかいた絵を見ることで、頭が動き出す」

「絵をみることで生まれるオリジナルの気付きや、疑問、関連して思い出したことなどを楽しむ」

これを親子で楽しみながら続けていくことで、「問題が解けて良かった」「解けないとつまらなかった」という感覚を超えて、「自分なりの考えや、発想をもつこと自体が楽しくて面白い」

という、“アクティブラーニング時代にふさわしい意欲や主体性を、幼少期から育てていくことができる”のではないかと思っています。

(次回に続く)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇〔3〕どんぐり問題への取り組みをサポートする『学習の手引き』(年長さん~5年生)を販売中です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

5年生の問題になると、最小公倍数・最大公約数が登場し、問題も難しくなると同時に、ここあたりから算数が嫌いになるお子さんも増えてきます。この手引き(全問とも絵図・式・答が付いています)を参考にして親御さん自身がどんぐり問題に取り組み、「絵図で考える」とは何かを一度体験なさってみてください。

http://donguriclub.jp/shopping_cart/guidebook_index/

価格は4000円(税・送料等込み)です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇〔4〕編集後記

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
何年も前のことですが、福岡の附属小学校入試で、早期教育を受けていたお子さん達が全滅し、ひらがなも書けないお子さんたちが何人も合格して親御さんたちがびっくりした!という話を伺ったことがありますが、他のエリアでも似たようなことがあるようです。

※次号は7月3日(日)に配信予定です。

≪発行/編集≫━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

どんぐり教育研究会
URL: http://donguriclub.jp/?mailmag=20160605

-------------------------------------------------------------

○当メールマガジンへのご意見・ご感想、お待ちいたしております。
○配信不要の方は、タイトルを「配信不要」に書き換えて、そのまま返信してください。次号から配信を停止します。

▽お問い合わせはこちらまで
< info@donguriclub.com >

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━