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    どんぐり倶楽部オンライン通信 【2008年9月号】

どんぐり倶楽部オンライン通信 【2016年7月号】

2016/07/03 (Sun) 09:01
☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆☆
   考える力・絶対学力を育てる
  =どんぐり倶楽部オンライン通信=
 どんぐり教育研究会発行 (カニ先生)
       2016/07/03号
☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆☆
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◆雨が多く体調管理が難しい時期です。洗濯ものが乾かないのも嫌ですよね。

総務省が発表した2015年国勢調査によると、日本の総人口に占める65歳以上の割合は、26.7%。初めて高齢者が4人に1人を超えたそうです。

少子高齢化が一段と進み、社会保障の財源維持や地域の維持に大きく影響するのは、間違いありません。

「年をとって身体が動かなくなったらどうしよう」「ボケるのはいやだなー」という不安は、誰もが持つものだと思います。

私もそうですが、最近は福岡市にある「宅老所よりあい」の存在を知り、老後不安が少しずつですが小さくなってきました。

1991年にスタートした「宅老所よりあい」が、全国的に注目を集めているのは、「ボケたお年寄りがみせる混乱、そこからうまれる妄想や行動に、職員が人として粘り強くかかわり何とか折り合いがつくまで待つ」という姿勢を、何よりも大切にし実践してきたというところです。

2015年12月には、「宅老所よりあい」の中で起きた様々な出来事をまとめた本、「へろへろ」(鹿子裕文・ナナロク社)も発売されています。

今、介護で悩まれている方は、是非本屋さんで「へろへろ」を手にとってお読みになることをおすすめしたいと思います。

◆去る6月25日(土曜日)に、「行ってはいけない外食」(知的生き方文庫)が、発売1ヶ月で3万部のベストセラーになった南清貴さんのお話を伺う機会がありました。

南清貴さんは1952年生まれ。整体を学んだことをきっかけに、栄養学を徹底的に学びます。

1995年から2005年まで、東京・代々木上原にオーガニック野菜や無添加の調味料だけで作った創作料理の店「キヨズキッチン」を開業。

現在は執筆業と並行して、「ナチュラルエイジング」をテーマに、全国のレストランやカフェのメニュー開発やコンサルタントに精力的にかかわっていらっしゃいます。

◆当日は、 「正確な情報は自分で集めるしかない。マスコミなどテレビで流されるCMは、洗脳の道具ぐらいに思ったほうがいいこともある。たとえば、ゼロカロリーや減農薬とかいてあっても、より人体に悪影響があることを知らないといけない」

「トランス脂肪酸などは、日本人はかなりの量とっている。これは血液の中をぐるぐるまわって肝臓や腎臓に蓄積されていく。気が付いたときはもう遅い」

「これからの時代、食は自分の体に対する“投資”である。価値観が多様化しているので、どんな生き方も選べるが、今食べているものが将来の自分の健康や寿命に大きな影響があることを意識したほうがいい」など、とても興味深い内容でした。

アトピーで悩むお子さんを数多く受けいれ、全国的に視察が絶えないことで知られている、福岡の高取保育園の西福江先生もその著書「子どもが育つ玄米和食」(光文社新書)の中で、

「お誕生日にケーキを食べるとか、たまにジュースを飲むのはいいけれど、お水がわりにジュースを飲むのはよくないし、食事代わりにケーキを食べるのは良くない」と、40年以上の保育経験の中で子供たちを見守ってきた経験をもとに主張されています。

忙しい毎日の中で、どうしても飲み物や食べ物を「買ってすませる」ことになりがちですが、「加工品にひそむリスク」「激安にひそむリスク」に関しては、しっかりとした意識を持っておきたいなーと思いました。

幼児期の食べ物や、生活習慣、「しっかり汗をかける身体つくり」の大切さなどについては、西福江先生(86歳)と同じように、超ベテランの小児科医、真弓定夫先生(真弓小児科医院長)が、東京で、いろんな活動をされていらっしゃいます。

「自然流の子育て」を提唱されておられますので、ご興味のあるかたは、ご参考にされてみてください。

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【今日のもくじ】
◇〔1〕『親として知っておきたいキャリアの話(その17)』
◇〔2〕「子どもが勉強好きになる子育てとは(その16)」
◇〔3〕どんぐり問題への取り組みをサポートする『学習の手引き』(年長さん~5年生)を販売中です。
◇〔4〕編集後記

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◇〔1〕『親として知っておきたいキャリアの話(その17)』
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先週6月2日(木)と3日(金)に、「福岡教育大学附属福岡小学校・授業づくりセミナー2016・子供が輝く授業力アップのヒントが満載の2日間! なるほど!アクティブ・ラーニングのこたえがここにある!」に参加してきました。

■6年生の「総合的な学習」では、「広げよう 世界遺産の魅力」というテーマで、「アクティブ・ラーニング」の手法に基づく授業が行われていました。

「アクティブ・ラーニング」は、最近では教育系の記事では必ず取り上げられる旬のキーワードです。

しかしながら、「本当にうまくいくの?」「一部の上位校でしか成り立たないでしょう?」「また形だけの教育改革になるのでは?」といった懐疑的な意見も、小・中・高校とあらゆる現場の先生から出されており、親御さんたちも「一体どうなるの?」と不安に思われているかもしれません。

■そもそも、「アクティブ・ラーニングとは何か」「何故いまこの時期に?」ということについては、「すぐわかる!できる!アクティブ・ラーニング」(西川純・学陽書房)という本に、次のように書かれています。

「アクティブ・ラーニングとは、教員による一方的な講義形式の教育とは異なり、学習者の能動的な参加をとりいれた教授・学習法の総称です」

「大学教育と役割分担することで、初等中等教育で育てる能力として言及されている内容は、以下の通りです」

1.知識を活用して複雑な事象を理解し、答のない問題に解を見出していく批判的、合理的な思考力をはじめとする認知的能力

2.人間としての自らの責務を果たし、他者に配慮しながらチームワークを発揮して、社会的責任を担いうる、倫理的・社会的能力 など

■これらは、これからの時代を生きる子どもたちが、大人として生活する数十年後の世界を生きるために必要な能力だと私も思います。

では“具体的にどうするか”ということですが、私たち大人は、小・中・高校の「一斉授業」のイメージが強いので、「何をどうすればアクティブ・ラーニングになるのか」いまいちピンと来ない方が多いと思います。

今回訪問した「アクティブ・ラーニング指定校」である、福岡教育大学附属小学校の今回の授業(6年生の総合学習)では、次のように進められていきました。

1.教師から今日の課題を伝える。

2.前回の授業で残った課題について、家で考えてきた自分の意見を、小グループで共有する。グループ内で意見をまとめるのに、書き込んだ“付箋”(ポスト・イット)をメモとして、ノートにはっていく。

3.「それでは、発表してください」の先生の声かけの後は、順不同でどんどん生徒が手をあげて発表する。

4.自分の後に誰に発表してもらうかは、生徒自身が考えて、「○○さん、お願いします」と指名する。(これはちょっとびっくりでしました!)

5.誰かの意見に質問があるときは、「○○さんに質問があります」、同じ意見のときは、「○○さんに付け加えます」といって、生徒同士が考えを広げ学びあっていく。

先生は、時々「それは何故ですか?理由を言ってくださいね」などの声かけをする時のほかは、ほとんど口を開きません。(ある意味で、小学校の先生というより、企業研修や大学生のキャリア教育でいうところの、ファシリテーター(進行役)的な感じがしました)

■今回の授業は、「世界遺産の魅力について、みんなで話し合おう」というテーマでしたが、

生徒さんたちの前向きな姿勢と、お互いにフォローしあいながら「グループ学習と発表」の繰り返しで進められる授業に、キラキラとしたエネルギーを感じました。

特に、「次に発表する人を、生徒自身が指名する」というのはすごいなと思いました。少なくとも、眠くなるような一方的な授業ではないことは確かです。

西川純先生は、「アクティブ・ラーニングは、子どもに考えさせ、任せることが多くなる分、指示や指導がいらなくなる」ということも言われています。これから全国的にどのように行われていくのかまだ分かりませんが、良い方向にいけばいいなと思っています。

■これらの学習は、前回のメルマガにもかきましたが、福岡教育大学附属小学校では、あるノートスタイルに基づいて記録され、一人一人が「探求型学習」を継続的に深めていけるように工夫されています。

東京都内のある中学校でも、同じようなノート指導が行われていると聞いたことがありますので、これからだんだんと全国的に広がっていくものと思われます。

当日、ある生徒さんの書いたノートを参考にして、当会でサンプル的なノートを作ってみましたので、ご興味のある方は下記のリンクからご覧ください。

http://donguriclub.jp/wp-content/uploads/2016/07/active_learning01.pdf

(次回に続く。次回はノート指導と評価基準について、現在、文部科学省がどのような方向性を打ち出しているかについて取り上げてみたいと思います)

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◇〔2〕「子どもが勉強好きになる子育てとは(その16)」
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先日あるお母さまから、メールで次のようなご相談をいただきました。

「小学1年生のうちの子は学校のプリントを嫌がり、もうすでに勉強が嫌いになっています」
「親の私が“子供が勉強についていけない”ことにあせり、夏休みをどう過ごそうか、塾にでも行かせないといけないのか…と焦りだしました」

■まず、このようなご相談を伺って私が最初に感じることは、「最近の親御さんや学校の先生は、何故そんなにプリントばかり子供にさせようとするのだろう?」ということです。

以前にお話をうかがったお母さまも、「家の近くの幼稚園に通わせたら、頼んでもいないのに、読み書き計算ばかり。九九の暗記までさせられました」とおっしゃっていました。

ネットの記事で読んだことがあるのですが、こういう幼稚園では、九九が暗記できない子供のために、塾に通わせるご家庭もあるようです…

■福岡の子育て応援雑誌(子づれでチャチャチャ2016・夏号)に定期的に記事を連載されている、「ヒトを人間に育てる会」会長の井口潔先生(九州大学名誉教授)は、幼児期の正しい子育てについて次のように言われています。

「乳幼児期で心の内部世界ができあがっています。4歳頃になったら外部からの刺激に対して、内部世界(心)がどのように反応するかを親は注意深くみて、適切な指導をしましょう」

「善いこと、悪いことを具体的に示します。人間として恥ずかしいという感覚をもつことが大事で、その感覚が人間の品位をきめるのです」

「愛情たっぷりの雰囲気の中でメリハリのある指導をします」

つまり、幼児期において最も大事なことは、早期教育ではなく「心の教育である」ということを強調されています。

■さらに、幼児期の「遊びと学び」については、次のように言われています。

「幼年期は昆虫にたとえるなら幼虫。この時期は、特異な性質(好奇心、遊び、模倣)などを持ちます」

「尊敬する大人の行動や仕草に興味を示し、まねをします」

■たとえば、小児科医の真弓定夫先生は、小学校にあがる前に「炊事・洗濯・掃除」などの家事をいろいろと分担させることが大事と言われています。

福岡の高取保育園では、幼児たちが、毎日の「がけのぼり」(山の斜面をかけあがっていく)で汚れた床を、子供たちで掃除する。食事の盛り付けも、「心をこめて」子供たちで行う。

「今日の出席は何人です」などの報告、「味噌つくり」の伝授も子供たちで行う、などの保育がなされています。

生活の中で大人の行動や仕草をまねしながら、子供たちがいろんなことを学んでいるのです。

(高取保育園については、ドキュメンタリー「いただきます みそをつくるこどもたち」という映画ができました。当会サイトのトップページに詳細(動画あり。3分13秒)をアップしていますので興味のある方はご覧ください)

■2020年に予定されている大学入試改革をきっかけとして、教育は今変わろうとしています。

「知識」だけではなく、「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協調性」といった能力が、評価すべき対象として追加されました。

「自分の頭で考えられる力」が身に付くのは、毎日の体験・生活習慣です。

■たとえば、どんぐり問題に、次のような問題があります。

「恐竜の卵チョコレートが100円で売ってあります。ガメラ君はこのチョコを3個買いたいのですが、120円しか持っていません。ガメラ君のお小遣いが、一日で30円だとすると、後何日我慢すれば買えるでしょう」(2年生61)

是非親御さんも一緒に、この問題を考えてみましょう。

この問題をみて「後何日我慢すれば、欲しい卵が買える」の箇所が、イメージできないお子さんがいらっしゃいます。

しかし、日常生活の中で、似たようなことを日々体験しているお子さんであれば、

「1日我慢すれば30円、2日我慢すれば60円…」と、一つ一つ絵図にかいてみて、欲しい金額になるまで足し算を繰り返していくと、自然に答えは見えてくるのです。
(次回に続く)

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◇〔3〕どんぐり問題への取り組みをサポートする『学習の手引き』(年長さん~5年生)を販売中です。
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◇〔4〕編集後記
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美容師の知人が「(数学の)比を自在に操れないとこの仕事はできない」と話していました。ヘアカラーの薬を配合するのに必須の知識だそうです。医療などを始めとした技術職もほぼ同様だと思われます。

どんぐり問題は、この「比の概念」を高度なレベルで身に付けられるよう工夫されています。

先日、スイスにお住いの指導者の方からも、「スイスの算数の教え方に似ている」という情報をいただきました。
※次号は8月1日(月)に配信予定です。

≪発行/編集≫━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
どんぐり教育研究会
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