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2011/04/26 (Tue) 20:33
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             どんぐり教育研究会 発行  (カニ先生)
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このメールは、どんぐり教育研究会会員ならびに、どんぐりオンラインメンバーに登録された皆さんへ、配信しています。今後、メルマガの配信を希望されない場合は、空のメールを返信してください。次号から配信を停止します。

■このたびの東北地方太平洋沖地震により、被災された皆さま、ならびにそのご家族の方々に、心からお見舞い申し上げます。

■昨年までの連載記事『今日のコラム』は、2011年から、マンガ&コラム『どんぐり・スマイル』として、新たにスタートしました。現在は、 第10回「情報過多のテレビ時代に、子供の目と脳を守る その2」をホームページにアップしています。未曾有の災害により、多大なストレスを抱えている子供の心のケアについても、取り上げています。

■「新学期応援キャンペーン」の内容を、ホームページにアップしました。(前回の「冬のキャンペーン」ご当選者の方へは、既に商品を発送しています。)

★★★「家庭学習サポートコース・新年度会員「早期申込割引」のお知らせ★★★

家庭学習サポートコース4月生(2011年4月~2012年3月)の「早期申込割引のお知らせ」をホームページにアップしております。4月中にお申込みされた方には、4大特典をご用意いたしました。詳しくは、当会のHPをご覧ください。
(早期割引のお申込み受付期間は、地震のため、3月末から、1カ月間延長させていただきました。)

特典の一つ、「まんがでわかる 日本の行事」は、どんぐり文章題の取り組みがもっと楽しく、簡単になる、おすすめブックリスト( 小学校低・中学年むけ、高学年向けに分けて、厳選したリストです。写真と簡単な内容の要約つき)とご一緒に、4月末から随時、お手元に、お届けいたします。是非ご活用ください。

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■「風を感じて歩いていこう!(その4)」

先日、ある複数のお母さまから、メールで次のようなご相談をいただきました。
「今回の地震を目のあたりにして、改めて子供にどんな力をつけて欲しいのか、夫婦で真剣に考えました」
「どんな時でも、何があっても前向きさを失わないこと、健康な心と身体、それが一番大事だと、感じます」

このメールを頂いたとき、私は以前読んだ、ある本を思い出しました。

それは、少し前にベストセラーになった、「のび太という生き方」(富山大学教育学部教授・横山秦行)という本です。

私は、ドラえもんはたまにテレビで見る程度で、全く詳しくないのですが、「ドラえもん」学研究者の横山先生によれば、ドラえもんに登場するストーリーは、まさに現代の縮図であり、大人にも子供にも価値あるメッセージがたくさん組み込まれている、とのことです。
この本を読んで、いろいろと参考になるところが多かったのですが、中でも感銘を受けたのは、次のような文章でした。

のび太が、あこがれのしずかちゃんと結婚する前の夜。
「うまくやっていけるかしら」と不安になるしずかちゃんに対し、しずかちゃんのパパは、次のようなアドバイスをします。
「のび太くんを選んだ、きみの判断は、正しかったと思うよ。あの青年は、人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。それが人間にとって、一番大事なことなんだからね」

■実は、小学生から中学生までのお子様をお持ちの、多くの親御さんと、「子供をどんなふうに育てたいですか」とお話をすると、

「厳しい時代を、生きる力をつけてほしい」「将来しっかり、自立してほしい」というお答えが、かなりの割合でかえってきます。

自立の中には「精神的・経済的・生活的」の3つの要素がありますが、身の回りのことが何でも自分でできたり、高度な知識や技術をみにつけさせることが、自立につながる、とそう考えている親御さんが、少なくないように感じます。

しかし、心の問題を扱う、発達心理学の世界では、そうではありません。

本当の自立とは、「何でも出来て、人を頼らない」ことではなく、「上手に頼り、また頼られること」であると、そう考えられているのです。(こう考えると、途中までは頑張るが、自分ではもう無理と思ったら、素直にドラえもんを頼るのび太が、素敵に思えてきます。)

私自身、「上手に頼ることが、本当の自立である」とは、全く意外でした。

これまでの、日本の教育論議の中では、「のび太はダメ」「ドラえもんという漫画は、子供に悪い影響を与える」という意見も、少なくはなかったのです。

しかし、「必要な時に、人に頼れることが自立である」と、このように考えると、最近多くの臨床心理の専門家や、教育関係者の間で、声を大にして主張されている、「十分に依存した子供が、自立心をはぐくむことができる」という理論も、「なるほど、その通り」と、理解しやすくなるかもしれません。

■「アイデンティティ」と言う概念を提唱した、アメリカの精神分析学者・エリクソンは、生まれてから死ぬまでの、人間の発達を8段階に分け、それぞれの発達課題を、次のように明らかにしています。

第一段階である乳児期は、親とのかかわりの中で、「基本的な信頼感」を獲得する時期です。
この「人を信頼する力」というのは、子供が必要なときに、十分に依存することで培われます。

さらに、第二、第三段階である幼児期(自分で考えて、行動することを覚える時期)を過ぎ、6歳から12歳までの児童期の子供にとって重要な関係は、親はもちろんですが、それにプラスして「近隣・学校・友達」となります。

■私はこれまでに、「どんぐり学習法」「早期教育」「小学生の学習法」「受験」などに関して、毎日平均2~3件、累計すると3000件近いメールでのご質問やご相談にお答えしてきました。
時々、どんぐり学習に取り組むお母さまと、直接お電話でお話をすることもあります。

その中でも、「うちの子は、○○年生ですが、どんぐり問題の○○が解けません。このままでは、いつになったら、学年相当に追いつけるのか、とても不安です」

「うちの子は、どんぐり歴1年。絵はかけますが、ノーヒントで正解できた問題は、これまで1問しかありません。この状態でも、続ける意味があるのでしょうか」という内容のご質問をいただくことが、しばしばあります。

もちろん、このような疑問や、不安を親御さんが持たれるのは当然ですし、私も十分にお気持ちは分かります。

しかし、今子育てをされている親御さんに、必ず意識していただきたいことは、「どんぐり問題は、解ける解けないよりも、子供のかいた絵から、子供の今・現在の状態を、読みとることのほうが、もっともっと大事」ということです。

実は、子供の絵には(大人もそうですが)その時の子供の、心理状態があらわれます。言葉には出せない感情や、深層心理が、自然に導きだされるのです。あるいは、子供が描く絵の色や形に、子供の感情の起伏や欲求不満、ストレスなどが、語られていることもあります。

私自身、幼児から6年生までの、様々な学年のお子様の絵をみて気付いたのですが、友達遊びや集団生活を経験すると、そのような人間関係を感じさせる表現が、絵の中にもあらわれてきます。また、子供の興味や関心が、どこにあるのかも、よく分かるものです。

たとえば、どんぐり文章題には、次のような問題があります。
「バッタのピョンピョン、バサバサ、パタパタの3人が、105円のサイダーを買うのに、お金を出し合いましたが、皆で81円にしかなりませんでした。足りない分は3人のお母さんが、出してくれることになりました。では、お母さんは1人何円出すことになりますか」(2年生07)
この問題を解く際に、ある小学校低学年のお子様は、「3人のお母さんのバックの色と形」を、見事にデザインして、描きわけていました。

これは、このお子様が「ファッションに興味がでてきたこと」「デザインに関心や、センスがあること」をあらわしています。また、バックという同じモチーフが、複数かかれているということは、お友達への関心が高まってきた、ということでもあります。

実は、絵を見る専門家の分析によると、子供が「動物」や「花」など、同じモチーフを、並べてかきたがるときは、子供には「集団生活」という共、通した環境が見られるそうです。一人っ子や長男長女の場合、親御さんは子供が学校にあがり、集団生活を体験するようになると、「うまくなじめるか」と、心配になるものです。

しかし、どんぐり問題に限らず、子供が絵の中で、複数のモチーフを並べて、楽しくかける場合には、「協調性がない」などの心配は、あまりしなくてもいいかもしれません。

反対に、心理的なストレスや欲求不満を感じているときの絵には、「トゲトゲやギザギザばかりの絵」「爆弾が破裂したかのような絵」「黒一色の色づかい」などの、怒りや悲しさの表現があらわれます。また、絵の中に一つのモチーフだけがポツンとあるような場合は、子供が孤立感を感じているというメッセージかもしれません。

阪神大震災の時に、「絵をかくこと」で、子供たちのカウンセリングを行った先生達の体験などを聞くと、「海を赤く塗る」など、普通ではない色使いをするときも、子供の心のSOSと受け止めてあげたほうがいいようです。

■5月上旬のどんぐり・スマイル第11回では、「絵をかくことで、育つ力 その1(共感力)」を取り上げる予定です。

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■(1)絶対学力とは (2)イメージが苦手な子が増えているのはなぜ?を、オープンキャンパス方式で公開中です。

■(3)視考力とは (4)具象思考から抽象思考へ (5)新学習指導要領でなにが変わるのか
(6)方程式に対応した絵図のかきかた (7)小学生の家庭学習 (8)無理無駄のない中学受験 部分は、研究会会員様のコンテンツとして収録しております。

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【今月の一言】
「子供は声で、人の気持ちのあたたかさを受け取って、やがてそれは人への信頼につながります。子供に本を読んであげるときには、母音を伸ばして、ゆっくり読んであげてほしいなと思います」
ストーリーテラー、櫻井美紀さんの言葉。

この通信で取り上げてほしいテーマやご質問があれば、いつでもメールをお願いします。今後、メルマガの配信を希望されない場合は、空のメールを返信してください。次号から配信を停止します。

2011/04/26 どんぐり教育研究会