どんぐり倶楽部オンライン通信 【2014年1月号】
2014/01/07 (Tue) 13:31
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■■■考える力・絶対学力を育てる どんぐり倶楽部オンライン通信■■■
どんぐり教育研究会 発行 (カニ先生)
━━━━━━━━ http://www.donguriclub.com/index.html?mailmag=20140107 ━━━━☆☆★
【このメールは、どんぐりオンラインメンバーに登録された皆さまへ配信しています。今後、当メルマガの配信を希望されない場合は、タイトルを「配信不要」に書き換えて、そのまま返信してください。次号から配信を停止します。】
明けまして おめでとうございます。
新しい、平成26年の幕開けです。
今年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
■■■最近、外資系企業で研修講師をしている知人から、興味深い話をうかがいました。
「外資系企業では、グループ討論のときに一言も発言をしない社員は、協調性がないと判断される」
「日本の学生は、周囲と意見をあわせることが、協調性だと思っている」
「そこに大きな壁がある。その壁を超えないと、本当の意味でのグローバル対応はできない」
国際社会では、日本の若者は、政治、経済、歴史、人生などのさまざまな領域において、自分の考えを持たず、自分の意見を述べられないと言われています。
物事を深く考え、様々な領域における議論を戦わせ、新しい価値を生み出すことのできる若者を育てるのは、日本にとって緊急の課題かもしれません。
数十年、企業の採用活動にかかわってきた採用のプロの中には、「海外の大学生のほうが、日本の大学生より優秀だ」と考えている人もいるようです。
ここでいう「優秀」というのは、「英語が話せる」というような些末なことではありません。
1.すでにある知識を組み合わせて、新しいことを生み出す力
2.問題を分解・分析して、解決に導く力
3.さまざまな情報を自分の持っている知識と組み合わせて、状況判断する力
これらの能力を海外の大学生は、しっかり鍛えられており、その点において、日本の大学生より優秀だというのです。
子育ての参考にされてみてください。
◆新しい準拠教室ができました。山森朝子先生(東京都江戸川区東篠崎)のお教室(算数&ピアノ教室)です。
■マンガ&コラム『どんぐり・スマイル』を掲載中です。現在、特別企画『マンガでわかる!どんぐり学習 ママたちの体験談』をホームページにアップしています。ぜひご一読ください。
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■■■「子どもの力を信じてみよう!(その16)」
先日、あるお母さまから、メールで次のようなご報告をいただきました。
「中2の長男は、どんぐりに会うのが遅すぎましたが、当時年長の次男には、いいタイミングで、年長の頃から、どんぐり問題に親しんできました」
「先春の、全国学力テストで、5年の次男の結果が戻ってきました。算数Aの計算には、間違いもあったのですが、Bの文章問題が全問正解で、全国で4%内という結果でした」
「塾も何も、特に勉強もしていません。ただ、週に一回、クラスの友達と、家でわいわいしながら、どんぐり問題を解いていました」
「本人も、どんぐりをやっていたから、できたと思う!と言っています」
実は、これはどんぐり方式で「自然に育つ力」の一つです。
小学校で習う算数、教科書レベルの内容というのは、大人になってみると「あれ、何これ?」というほど大した内容ではないのです。
無駄な学習をさせず、子供の成長にあったタイミングと正しい方法で、思考する力の養成をすれば、どのお子さんも順調に育つと私は思っています。
■■■ポイントは「楽しく」取り組めるかどうか、子供に、無駄なことをさせないでいられるか、という事です。
たとえば、現在では、小学校入学前のお子さんに対する早期教育一つとっても、選択肢が山のようにあります。
「早くはじめなければ、可能性をつぶしてしまう」とあおる宣伝文句をみれば、親御さんがあせったり、悩んだりするのも無理はありません。
しかし、文字の読み書きでも、運動でも、いずれ機が熟せば自然にできるようになるものを、必死に先取りするのは、時間と労力の無駄になるばかりか、健全な成長を阻害する危険さえはらんでいるのです。
専門家がとくに危惧しているのが、フラッシュカードなどを用いた知育ですが、子供の発達段階を考えると、運動系の習いごとにも、開始時期には注意が必要ということです。
たとえば、幼児・児童期は、体を自在に動かすための多様な体の動きを習得する時期なので、特定の部位をきたえる運動(幼児サッカー教室など)よりも、体を動かす遊びを通して、走る、ぶらさがる、飛ぶ、登るなど、様々な動きを日常的に活発に行うほうが大事、という専門家もいます。
■■■最近は、小学校にあがる前から、「スイミングと、習字と、英語を習って、●●教室にも通っている」というようなお子さんが大変多いですが、目の前の子供をよく見ていると「本当にそれでいいのか」と疑問を持つことも大いにあります。
脳が刺激されるのは、子供が自分の意志で何かをやって「楽しい」「もっとやりたい」と感じるときなのです。
そもそもドリルを使った学習や、幼児教室での集団指導は、子供が好奇心のままに何かにのめりこみ、自分のペースで成長することを意図したものではありません。
「人間の脳は、12年かけて環境にあわせて整備される」ということを、親御さんや先生は、よく理解しておくことが大事です。
これまで、ゼロ歳から中学生まで、学力の異なる多数のお子さんをみてきた経験からいうと、幼児・児童期には、答えを教え込まれるのではなく、「何でこうなるのだろう?」「別の方法でもできないかな?」「この部分をこんな風に変えると、もっと違った結果になるはずだよね?」と、楽しく工夫し考えることを習慣化することが、高学年になっても中学生になってもぐんぐん伸びる「後のび脳」を作る秘訣だと感じます。
(次回に続く)
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■■■(1)絶対学力とは (2)イメージが苦手な子が増えているのはなぜ?を、オープンキャンパス方式で公開中です。
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2014/01/07 どんぐり教育研究会
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新しい、平成26年の幕開けです。
今年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
■■■最近、外資系企業で研修講師をしている知人から、興味深い話をうかがいました。
「外資系企業では、グループ討論のときに一言も発言をしない社員は、協調性がないと判断される」
「日本の学生は、周囲と意見をあわせることが、協調性だと思っている」
「そこに大きな壁がある。その壁を超えないと、本当の意味でのグローバル対応はできない」
国際社会では、日本の若者は、政治、経済、歴史、人生などのさまざまな領域において、自分の考えを持たず、自分の意見を述べられないと言われています。
物事を深く考え、様々な領域における議論を戦わせ、新しい価値を生み出すことのできる若者を育てるのは、日本にとって緊急の課題かもしれません。
数十年、企業の採用活動にかかわってきた採用のプロの中には、「海外の大学生のほうが、日本の大学生より優秀だ」と考えている人もいるようです。
ここでいう「優秀」というのは、「英語が話せる」というような些末なことではありません。
1.すでにある知識を組み合わせて、新しいことを生み出す力
2.問題を分解・分析して、解決に導く力
3.さまざまな情報を自分の持っている知識と組み合わせて、状況判断する力
これらの能力を海外の大学生は、しっかり鍛えられており、その点において、日本の大学生より優秀だというのです。
子育ての参考にされてみてください。
◆新しい準拠教室ができました。山森朝子先生(東京都江戸川区東篠崎)のお教室(算数&ピアノ教室)です。
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先日、あるお母さまから、メールで次のようなご報告をいただきました。
「中2の長男は、どんぐりに会うのが遅すぎましたが、当時年長の次男には、いいタイミングで、年長の頃から、どんぐり問題に親しんできました」
「先春の、全国学力テストで、5年の次男の結果が戻ってきました。算数Aの計算には、間違いもあったのですが、Bの文章問題が全問正解で、全国で4%内という結果でした」
「塾も何も、特に勉強もしていません。ただ、週に一回、クラスの友達と、家でわいわいしながら、どんぐり問題を解いていました」
「本人も、どんぐりをやっていたから、できたと思う!と言っています」
実は、これはどんぐり方式で「自然に育つ力」の一つです。
小学校で習う算数、教科書レベルの内容というのは、大人になってみると「あれ、何これ?」というほど大した内容ではないのです。
無駄な学習をさせず、子供の成長にあったタイミングと正しい方法で、思考する力の養成をすれば、どのお子さんも順調に育つと私は思っています。
■■■ポイントは「楽しく」取り組めるかどうか、子供に、無駄なことをさせないでいられるか、という事です。
たとえば、現在では、小学校入学前のお子さんに対する早期教育一つとっても、選択肢が山のようにあります。
「早くはじめなければ、可能性をつぶしてしまう」とあおる宣伝文句をみれば、親御さんがあせったり、悩んだりするのも無理はありません。
しかし、文字の読み書きでも、運動でも、いずれ機が熟せば自然にできるようになるものを、必死に先取りするのは、時間と労力の無駄になるばかりか、健全な成長を阻害する危険さえはらんでいるのです。
専門家がとくに危惧しているのが、フラッシュカードなどを用いた知育ですが、子供の発達段階を考えると、運動系の習いごとにも、開始時期には注意が必要ということです。
たとえば、幼児・児童期は、体を自在に動かすための多様な体の動きを習得する時期なので、特定の部位をきたえる運動(幼児サッカー教室など)よりも、体を動かす遊びを通して、走る、ぶらさがる、飛ぶ、登るなど、様々な動きを日常的に活発に行うほうが大事、という専門家もいます。
■■■最近は、小学校にあがる前から、「スイミングと、習字と、英語を習って、●●教室にも通っている」というようなお子さんが大変多いですが、目の前の子供をよく見ていると「本当にそれでいいのか」と疑問を持つことも大いにあります。
脳が刺激されるのは、子供が自分の意志で何かをやって「楽しい」「もっとやりたい」と感じるときなのです。
そもそもドリルを使った学習や、幼児教室での集団指導は、子供が好奇心のままに何かにのめりこみ、自分のペースで成長することを意図したものではありません。
「人間の脳は、12年かけて環境にあわせて整備される」ということを、親御さんや先生は、よく理解しておくことが大事です。
これまで、ゼロ歳から中学生まで、学力の異なる多数のお子さんをみてきた経験からいうと、幼児・児童期には、答えを教え込まれるのではなく、「何でこうなるのだろう?」「別の方法でもできないかな?」「この部分をこんな風に変えると、もっと違った結果になるはずだよね?」と、楽しく工夫し考えることを習慣化することが、高学年になっても中学生になってもぐんぐん伸びる「後のび脳」を作る秘訣だと感じます。
(次回に続く)
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